情報共有システムとは
一般的に情報共有システムとは、企業内での情報伝達やコミュニケーションの活性化によって業務効率を実現するシステムです。
しかし、工事施工中に扱う情報(文書や図面等)は種類が多く、量が膨大になります。
また、情報を必要とする関係者が異なる団体(発注者と受注者)となることに対応できるシステムが必要です。
情報共有システムは複数の機能から構成されています。
特に重要な機能は、工事関係書類作成機能、共通文書管理機能、決裁ワークフロー機能、電子納品支援機能です。
情報共有システムの導入効果
施工時は、紙での打ち合わせに多くの時間と労力(作成・移動)をとられ、本来重要な施工管理よりも、工事書類作成に多くの時間を要していると考えられます。
納品時は、電子納品が普及し、電子化が求められていますが、施工管理は紙で納品は電子と「紙の二重管理」を求められたり、電子納品をするための作業が増えるなど、さらなる時間と労力が必要になります。
情報共有システムを導入すると、報告(書類・写真)や確認のための移動回数の削減、情報を共有することによる迅速な意思決定、日々の作業を蓄積して電子成果品を作成、などの効果が期待できます。また、これらの軽減できた時間と労力を本来の現場の管理業務にあてることができます。